大阪と上海の友好50周年記念 焼き物が語る歴史、至高のコレクション

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大阪市・上海市友好都市提携50周年記念

 大阪市立東洋陶磁美術館(大阪市北区)は、大阪市と上海市の友好都市提携50周年を記念して、同館と上海博物館が共同で主催する特別展「中国陶磁・至宝の競艶―上海博物館×大阪市立東洋陶磁美術館」を3月末まで開催中。

 今回は日本初公開22件(うち海外初公開19件)を含む計50件の中国陶磁の銘品を紹介する。

 同展示会の見どころは、上海博物館が誇る中国陶磁コレクションのうち、海外初公開品の6件を含む元時代から清時代の珠玉の作品12件の展示や、〝空白期〟 と呼ばれていた明時代・15世紀の正統・景泰・天順の三代(1436ー1464年)の景徳鎮磁器14件を一堂に展示、唐時代から明時代まで上海博物館所蔵品24件と大阪市立東洋陶磁美術館所蔵品26件の作品が一堂に並び、唐時代の女俑、定窯白磁、木葉天目、磁州窯、哥窯、汝窯、南宋官窯、明時代の宮廷専用の御用磁器が一つの空間で堪能できる。

 何百年も昔に、同時期同エリアの同じ釜で焼かれたかもしれない陶磁が集められており、特に両館の所蔵品を対にして展示する演出は見ものという。

 3月30日まで。午前9時半〜午後5時(同4時半最終入館)、入館料は一般1800円、高校生・大学生は800円。

■大阪市立東洋陶磁美術館/大阪市北区中之島1ー1ー26(大阪市中央公会堂東側)/電話06(6223)0055