ラジオ大阪のバラエティー番組「hanashikaの時間。」(月~木曜夜6時)の木曜パーソナリティーとしてコンビを組む上方落語家・笑福亭鶴二(56)と三味線漫談〝女道楽〟継承者で上方落語協会理事、内海英華(64)が番組そのままのノリで得意芸とトークを繰り広げる「アホとカミナリの歳末大売り出し~鶴二も一緒に棚降ろし」が12月1日午後、大阪・心斎橋角座で行われる。
鶴二は6代目松鶴が1986年、68歳で死去する直前に入門した最後の弟子。英華は81年に漫才の内海カッパに弟子入りしており、2人は姉弟のような存在。鶴二に言わせると「お姉さんにはいつも〝アホやなこのコは!〟と怒られるんですが、最後に〝でも芸風はしっかりしてます〟とフィローして頂けます」と説明、英華は「番組が始まって間もなく8年になるんですけど、このコはスタート当時ラジオの事何も知りませんでしてん。マイクスイッチはじめ放送機材の事、何もわからへん。で、私がアシスタント役に付きました」と受ける。
5回目となる「アホとカミナリの会」では、鶴二の落語、英華の女道楽を演じた後、「見えるラジオ」ともいうべき自由奔放なトークが売り物。普段でも毎回ぶっつけでテーマを決めてしゃべっており、今回もいつも通りのやり取りが楽しめそう。
今年は初の試みとして劇場鑑賞だけでなく有料ネット配信も初実施。「ラジオのリスナーさんて、おウチで聞いてくれてはりまっしゃろ。で、配信やったらいつでもおウチで見れますよって」と楽しみなようす。入場料金は全席自由3千円(当日3500円)に対し、配信は2700円で年末まで見逃し鑑賞OK。
(畑山 博史)