万博会場つなぐ唯一の鉄道アクセス 中央線「夢洲駅」来年1月19日開業へ 大阪メトロ

南東出入り口デザイン(地上部)=大阪港湾局提供
南東出入り口デザイン(地上部)=大阪港湾局提供

 来年4月に開幕する大阪・関西万博の最寄りとなる大阪メトロ中央線の新駅「夢洲駅」が来年1月19日に開業する。大阪市の横山英幸市長が9月5日、発表した。中央線をコスモスクエア駅から北西へ約3・2㌔㍍延伸した場所に設置され、万博会場に直接乗り入れる唯一の鉄道アクセスルートとなる。工事が順調に進んでおり、当初の開業予定から2週間前倒した。

 新駅は地下2階のホームに降り立つと、中央に配置された門形のライン照明による光のゲートを進み、ワクワク感が出るように設計。続く地下1階の全長160㍍のコンコースは、高さ3㍍、幅55㍍の大型デジタルサイネージに大阪の歴史や万博をPRする映像を流す予定だ。改札は16基で万博開催時の混雑ピーク時にも対応する。

コスモスクエア駅から夢洲駅の延伸MAP
コスモスクエア駅から夢洲駅の延伸MAP

 横山市長は「将来的には関西経済をけん引する国際観光拠点となり、大阪でもシンボルとなる駅になると思っている。万博後には2030年秋を目指してIRも協議を進めており、新たな経済観光拠点になることを願う」と話していた。