JR大阪駅北側のうめきた2期「グラングリーン大阪」は9月6日に先行まちびらきを迎える。この記念式典が3日、同所南側にある大屋根イベントスペース「ロートハートスクエアうめきた」で開催された。
式典には吉村洋文大阪府知事や横山英幸大阪市長をはじめ、開発に携わった事業社代表やデザイナーらが参列。それぞれが開業を通じた大阪梅田の発展、そして大阪・関西万博との相乗効果も見据えてコメントを寄せた。
吉村知事は、「世界最大級の緑が都心のど真ん中に誕生します。100年、200年愛され続ける場所にしたい」と語った。
続いて横山市長は「煮詰めて新しいものが生まれる『JAM BASE(ジャムベース)』。この場所で新しい出会いやイノベーションが生まれることを期待したい」と述べた。
「グラングリーン大阪」は、〝大阪最後の一等地〟と呼ばれる旧梅田貨物駅の跡地に造成された世界最大級の都市公園を擁する、官民の連携で進められたまちづくりプロジェクトだ。東京ドーム約2個分にあたる約9万1150平方メートルの広大なエリアのうち、今回の先行開業で約4割が開かれる。
6日にオープンするのは、北館の商業施設「ショップ&レストラン」の19店舗やホテル「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」、イノベーション施設「JAM BASE(ジャムベース)」で、都市公園「うめきた公園」は約4・5ヘクタールの7割となる。
同エリアの北街区と南街区の中央を東西に貫く幅員40㍍の道路(大阪駅北1号線)は歩行者のみ開通している。9日からは自動車も通行が可能となるが、同エリア西側を南北に通る「大阪駅北3号線」が未完成のため、通り抜けはできない(※Uターンは可能)。
来春には公園エリア北側やグラングリーン大阪南館を含んだ約8割のエリアがお披露目となる。
■グラングリーン大阪/北館 ショップ&レストラン(大阪市北区大深町6番38号)/ノースパーク(同区大深町6番)/サウスパーク(同区大深町5番)