多頭飼育崩壊防止へ 大阪市が猫の避妊・去勢手術費用助成

 猫の「多頭飼育崩壊」を防ごうと、大阪市は、市民税非課税世帯でオスとメスを一緒に3匹以上飼っている飼い主に、飼い猫の不妊・去勢手術の費用を助成する。今年度はメス猫1匹あたり2万5千円分の手術費が無償。80匹近くまで受け付ける予定。市は「大阪・関西万博までに犬猫の理由なき殺処分ゼロ」を掲げ、行動計画を策定。市によると、2022年度に殺処分した猫は107匹。政令指定市では横浜市、仙台市に次いで多い。希望する場合は区役所(区保健福祉センター)へ相談し、職員から飼育環境の確認などを受ける。相談窓口は住いの区保健福祉センターへ。