「UNICORN PoPo」(東京都)は、子どものおこづかいを廃止し、子どもたちを自立を促す商品「ユニコーンラボ」(3万2780円)の発売を開始した。
同商品は、家庭で野菜を水耕栽培するキットと専用ウェブアプリで構成。子どもは収穫した野菜を親や祖父母に売ることで、おこづかいが廃止になっても、子どもの収入はおこづかい時平均の2倍以上に増える仕組み。担当者は「親も近年高騰する野菜を子どもから買い、おこづかいの負担がなくなるため年間約1万7000円の支出減、家計も潤うというウィンウィンの関係を作ることができる」としている。また、同商品はSNS上で「天才の発想」と話題になり、初期生産分300台が完売、現在は納品まで約2カ月待ちという。
子どもの頃から経済と社会を学ぶ金融教育の必要性を感じる人が増えている。加えて、野菜の高騰など節約ニーズも大きな追い風になった。自立や食育、ビジネスの体験を兼ねるだけでなく、野菜嫌いの子どもには克服のきっかけにも繋がる。
ユニコーンラボ内の祖父母も参加する「家族内ECサイト」で、子どもたちは野菜以外にも、自分で作ったケーキや料理、釣った魚などの予約販売や通販ができる〝リアルお店屋さんごっこ〟を超えた職業体験が、「子育てに参加したい祖父母」にも支持されている。
■ユニコーンラボ
https://www.unicorn-labo.com/