2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)へパビリオンを出展するオランダ王国は3月5日、日蘭の共同事業体(コンソーシアム)と共に大阪・夢洲の万博会場にあるパビリオン建設予定地で、地鎮祭を行った。
オランダは新しい価値を生み出す『コモングラウンド』を参加テーマに、人々と健全で幸せな社会構築を目指す。循環型コンセプトで造られるパビリオンの名は、“A New Dawn‐新たな幕開け”。建物の中心には球体があり、持続的に利用可能なクリーンエネルギーと日の出を表現。人々が集い、互いに学び、刺激し合う開かれた空間のパビリオン内では、クリーンエネルギーを水から生成する新技術の紹介を予定している。
マーク・カウパース在大阪オランダ王国総領事は、循環型コンセプトのパビリオンについて、「パビリオンの資材が建設資材として再利用されることを目指すだけではなく、パビリオン全体を再利用し、別の場所で第二の人生を与えて下さる日本のパートナーも探しています」と述べた。