大正時代から続く石切参道の煎餅(せんべえ)屋 初詣は縁起の良い千成り瓢箪型「石切」と大判型「千両」がおすすめ

 病気平癒(へいゆ)のご利益が高いことで知られている東大阪にある石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)の参道には1914(大正3)年から続く「紅梅焼 太田屋」という煎餅(せんべえ)屋さんがある。生地を練るのも、焼くのも全て手作業。1枚1枚丁寧に作っている日本でも数少ない店の一つ。

 先代から引き継いだ作り方を今も大切に守り、材料も小麦粉と砂糖のみで保存料などは一切入っていないという。「食べるものは材料が大事。良いもの使うと、それだけ良い味になる」と店主の太田さん。初詣の時期は縁起の良い千成り瓢箪(ヒョウタン)型「石切」と大判型「千両」が特に人気だ。

■紅梅焼 太田屋/大阪府東大阪市東石切町1-5-26