日本で初めて機械で生産するパスタ製造を行ったパスタブランド「ボルカノ」を引き継いで生産している、日本最古のパスタメーカー「日本製麻」(兵庫県尼崎市)は、現在でも富山の水を使って少量ずつ丁寧に製造している。このパスタが味わえるのが、京阪守口市駅前の「スパゲッチハウスボルカノ」だ。日本工場製のボルカノパスタが食べられる大阪で唯一の店舗で、「大量生産とは一味ちがう」と評判だ。
路地裏にあり、店主一人で営むこじんまりした店内ながら、種類が多いパスタ料理に驚かされる。日本最古のボルカノパスタは、日本人好みの太麺で、むっちり弾力のある歯応えと、全体に油控えめで、何度でも食べたくなる味付け。常連客やリピーターが足繁く通うという。
店主は「若い人やシニア層問わず、どんな人にも楽しんでもらいたい」と穏やかな笑顔で話している。来店客からは「こじんまりとしているので居心地が良い」と会話を楽しんでいた。
■スパゲッチハウスボルカノ/守口市本町1丁目3−9/電話06(6997)3538