〝天四〟にカジュアルな囲炉裏焼き居酒屋がお目見え!

職人が目の前で豪快に調理

オープンキッチンの囲炉裏でライブ感ある調理

 最近は珍しくなった囲炉裏(いろり)。食事や暖をとるために周りに人が集まる団らんや憩いの象徴だ。このぬくもりある空間を提供する「天満鮨」が9月22日、大阪・天満にオープンした。早速同店を訪問しリポートしてみた。

 店名に〝鮨〟とはあるが、目玉メニューは〝囲炉裏焼き〟。高品質な備長炭を使ってじっくり焼き上げる魚や肉は、遠赤外線の効果で表面はパリッ、中身はジューシー。さらに炭火特有の香ばしさがフワっと鼻から抜ける。

 厨房の一角に設けた囲炉裏でアユや和牛サーロインなど、厳選食材を串にさして焼き上げる。見た目にもおいしく、いい匂いでさらに食欲が増す。

木のぬくもりと開放感ある店内で昔ながらの日本食を堪能

 同店は囲炉裏焼きのほか、寿司(すし)や天ぷら、揚げ物、逸品ものなど職人の技が冴える日本食が自慢だ。

 旬のネタは約70種類を取り揃え、天ぷらは大エビや和牛フィレ、淡路玉ねぎなどが人気だ。すし飯を少なめにした気軽に楽しめる「あて巻き」は、海鮮なめろうやガリ鯖、さっぱりとした梅しそシラスなどがある。どれもこれも、つまんでよし、食事によしの一品だ。

 寿司の命ともいえるシャリは、独自に調合した「八代目儀兵衛」のブレンド米。本来の甘みを生かして、さわやかな酸味を感じてもらえる〝白シャリ〟と、まろやかな酸味と濃厚な風味が特徴の3種類の赤酢をブレンドして仕上げた〝赤シャリ〟をネタに合わせて使い分け、リーズナブルながらも本格的な寿司や割烹料理が楽しめる。

 さらに耳よりなのは、平日・土日祝問わず午前11時半から午後5時までは、SUNTORY金麦の樽生ビールが150円をはじめ、ハイボールや酎ハイなどを激安価格で提供している。昼飲みはもちろん、ちょっと早めのスタートにおすすめだ。

備長炭でパリッとふっくら。ビールがすすむ
オープンキッチンを囲うカウンター席
落ち着いたテーブル席
大とろ
白えび
入りやすい開放的な店構え

■天満鮨/大阪市北区天神橋4-12-21/電話番号06(7777)5284