京阪バス 7・7A系統の路線廃止
市民にとっては〝大きな痛手〟

 門真市が2011年から、市内公共交通不便地区の解消のため市役所から地下鉄「門真南」駅まで運行補助を行う京阪バス7・7A号系路「コミュニティバス」(運賃一律= 大人230円、小人120円)が、3月31日で路線廃止されることが決まった。

 新型コロナウイルス感染症の拡大による移動制限や働き方の変化で移動需要が低調となり、事業継続が困難となったのが原因。市は京阪バスと協議し、路線廃止を決めた。路線バス廃止に伴い、「門真市役所」「保健福祉センター」「末広町」「古川町」「打越町」「沖町」「北島橋変電所前」「市民プラザ前」、「南部市民センター口」のバス停も同日をもって廃止される。市の施設には、電動アシスト自転車を借りたり返したりできるシェアサイクルサービス「HELLO CYCLING (ハローサイクリング)」(有料)を設けているが、高齢で杖やシルバーカーを利用して生活していた市民にとっては〝大きな痛手〟となりそうだ。