最愛のペットとの別れ、どのように迎えるか?

 ペットを家族同様に感じることでより深刻化する「ペットロス」。その経験をどれだけの人がしているのか、また経験したことがある人にはその乗り越えた方法について、一般社団法人ペットフード協会が飼育経験のある男女391名によるアンケートを実施した。

 ペットロスの経験の有無で、「ある」と回答したのは43%

 その中で、ペットロスを乗り越える方法として「写真や思い出の品を飾る」「家族でペットと過ごした時間を分かち合う」が乗り越えるうえで効果的だった。さらに「後悔のない葬儀を行う」といった弔い方にも意識を向けることで、救われた人も全体の約3割という結果となった。

ペットロスを癒やす

 昨今の新型コロナウィルスの流行によって、「癒やし」の高まりに伴いペットの新規飼育者の数は増加しているため、今後ペットロスはさらに増えるだろう。

 尼崎にある愛ペットセレモニーでは昆虫まで含む生き物全ての葬儀を扱っているという。長年、共に過ごしてきたペットを納得のいく形で最期のお見送りがしたいという、残された家族の気持ちにとことん寄り添ってくれる。

 ここでは従業員の教育にも力を入れており、一人一人の思いに傾聴するよう教育されている。実際に電話をしてみると、「事務的だ」と感じることは一切なく、電話口からも相手の思いに寄り添ってくれているのが手に取るようわかる。

 目には見えない真心を売りにしているからこそ、スタッフは相手の思いにどれだけ寄り添えるか、日々心を磨いている。ここで葬儀をして、帰る頃には笑顔さえも見られるようになっているから不思議だ。代表の北治さんは、「いつか来るであろうその時に慌てることなく、最期のセレモニーを真心こめて天国にお見送りをするためにも、今のうちに色々と調べておくことをお勧めします」と話している。

 同施設は、毎月第3土曜日に住職が来て月例法要を執り行う。法要に参加できなかった飼い主はユーチューブでその模様を見ることができるリモート供養も可能だ。亡くなったペットを偲び、想いを馳せる時間は、心安らぐひと時となって、残された人の人生を心豊かに灯してくれるに違いない。

■愛ペットセレモニー尼崎/兵庫県尼崎市長洲中通1丁目13-15
 愛ペットグループ本社ビル/電話0120(248)494