スーパーフード〝納豆〟を世界へ 「納豆屋さんの納豆カレー」発売 エイコー食品(門真市)

 納豆の生産・販売の「エイコー食品」(大阪府門真市)は、後のせ用ドライ納豆付きレトルトカレー「納豆屋さんの納豆カレー」を6月10日、発売した。近畿大学の学生との共同開発で、12種類の香辛料を配合し、独得の臭いがしないドライ納豆のざくざくした食感が楽しめるスパイスカレーだ。

 納豆はビタミンやミネラル、食物繊維など6大栄養素を含み、整腸効果のある日本伝統の発酵食品。同社は、〝納豆不毛の地〟大阪でその魅力を知ってもらおうと全国納豆鑑評会で4年連続受賞した「極光(きわひかり)」や、独得の臭いがなく、常温で半年間保存できる真空フライ加工の「ドライ納豆」などを開発するが、認知度はなかなか上がらなかった。
 2018年、近畿大学経営学部古殿ゼミの研究課題として納豆の魅力を広めるアイデアを募り、災害時の保存食など気軽に食べられる栄養価の高いレトルト食品として、人気のスパイスカレーと組み合わせ、同商品が完成した。

 佐藤光晴会長は「納豆は大豆と水と納豆菌があれば製造可能で、大規模な設備投資はいらない。気軽に楽しめるスーパーフードとして、世界中に広めたい」と熱意を込める。1食850円。公式オンラインショップなどで購入できる。問い合わせは同社、電話072(885)7108。