万博の記憶、アルミの輝き再び 中西金属加工にミャクミャク像

 樹脂や金属の切削加工を手がける企業「プロトワーク」(守口市寺方南通)が製作した、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」像の移設工事が、12月8日に行われた。アルミを削り出して作られたこのミャクミャク像は、万博会場で展示されたもので、中西金属加工(大阪市北区天満橋)が393万9000円(ミャクミャクにちなむ金額)で購入した。

  像はケースに収められて慎重に運ばれ、設置後にライトで照らすると、金属ならではの輝きを放ち、立ち会った関係者から歓声が上がった。

 中西金属加工総務部の伊藤進部長は「同じ金属加工会社として、技術の高さを感じる。万博を思い出すレガシーになってほしい」と話した。製作を手がけたプロトワークの田村常之進代表は「金属加工の老舗である中西金属加工に設置できたことは、大変意義深い」と語った。(米田幸穂)

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