英語力不問!自由な留学を応援する「トビタテ!留学JAPAN」

 大阪府立国際会議場(大阪市北区)ではこのほど、文部科学省が展開する留学促進キャンペーン「トビタテ留学JAPAN」の留学体験発表会が開催された。

留学体験発表会・開会式の様子=11月3日(編集部撮影)

 同キャンペーンは、2014年度から文部科学省と日本学生支援機構が協働で取り組む留学支援制度。主な取り組みである「新日本代表プログラム」は、賛同企業・団体からの寄付を原資とする返済不要の奨学金を利用できるもので、全ての高校生と30歳以下の大学・大学院生が採用対象となる。英語力不問のこの制度で重視されるのは、留学計画の「実践性・独自性」です。実験やフィールドワーク、インターンシップなどの実践活動が含まれているかどうかが主な審査基準となる。

留学で経験した苦楽を伝える発表者=11月3日(編集部撮影)

 今回の発表会で、23年度以降に奨学金を利用して留学した高校生・大学生65名が活動報告を行った。登壇者は、自ら計画した詳細な留学スケジュールや、そこで得た学び・成果などを中心に発表し、生き生きとした表情でかけがえのない留学期間の思い出を振り返った。また、発表終了後は質疑応答の時間が設けられ、審査員や、留学を夢見る多くの学生からの質問に応じていた。

 同時に会場では新規留学希望者のための募集説明会も開かれ、同プログラムでの留学を目指す多くの学生が参加した。同プロジェクトディレクターの荒畦悟さんは、「行く国や学校、研究内容に縛りのない“自由度の高さ“がこの留学制度の特徴。先輩たちの話を参考にして、本プロジェクトへの参加や、ご自身の成長につなげていってほしい」と話した。

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