【けいはん・夢・みらいびと】マモルヒーロー 仮面ライダーから守口のヒーロー誕生、そして世界へ

 本紙編集長であり、もりぐち夢・みらい大使のU.K.こと楠雄二朗は、この地域の最大の魅力は〝人〟であると断言する。そんな京阪エリアで輝きを放つ人物に迫る「みらいびと」。今回はマモルヒーローさん。仮面ライダー出演から地元、守口の子どもに笑顔にする活動をつづけているヒーローの地元への熱い思いを聞いた。

守口発のご当地ヒーロー〝マモルヒーロー〟
守口発のご当地ヒーロー〝マモルヒーロー〟

 ─ヒーローとしての出発点は?

 子どもの頃からヒーローやアニメ、特撮への憧れがあり、それが芸能界に入るきっかけになりました。夢が叶い、2004年に「仮面ライダー剣(ブレイド)」で仮面ライダーカリス役として出演しました。当時はがむしゃらに演じているだけで精一杯でしたが、仮面ライダーというブランドの持つ影響力は本当に大きいと実感しました。カリスというキャラクターとして子どもたちから反応をもらえた時の喜びや笑顔は忘れられません。

 ─活動の場を東京から地元・守口に移した理由は?

 守口で生まれ育ち、商店街などの思い出が心に残っていました。「世界の子どもたちと絆をつくりたい」という大きな夢の前に、まずは「地域の子どもたちの笑顔と未来を守る」ことが使命だと考え、地元に恩返ししたいという思いで戻ってきました。

京阪百貨店守口店6階のポップアップショップ「マモルヒーロー ケイハンベース」。
京阪百貨店守口店6階のポップアップショップ「マモルヒーロー ケイハンベース」。
うちわやカンバッジ、アクリルスタンドなどのグッズが並ぶ

 ─「マモルヒーロー」誕生の背景は?

 根底にあるのは「ヒーローで人を幸せにしたい」という衝動です。ただ、仮面ライダーの印象をどう乗り越えるかという課題も常にあります。昔からクリエイティブなことには興味があり、自分でゼロから何かを創り出したいと思い、ローカルヒーローのプロデューサーから学びながら会社を立ち上げました。

 ─コロナ禍では大きな試練があったとか?

 ヒーローショーなどイベント事業が完全にゼロになり、本当に苦しい経験をしました。けれどその時期があったからこそ、「良いことがあったらお陰様。悪いことがあったら自分何様」という座右の銘ができ、誠実な人間関係やコツコツ続けることの大切さを再確認しました。まずは、地元でナンバーワンを目指して活動しています。

地元の子どもたちに夢と未来を発信し続けると誓う二人
地元の子どもたちに夢と未来を発信し続けると誓う二人

 ─現在の取り組みについて教えてください

 コロナ禍で始めたYouTube「MAMORUちゃんねる」で、パトロール風動画投稿など「ヒーローに不可能はない」をスローガンに、前向きでポジティブなメッセージを配信しています。警察署や消防署のイベントに出演し、交通安全ポスター制作や公式ヒーローのプロデュースなど地域のPRや安全啓発に関わる活動にも力を入れています。

 ─今後の目標は?

 近い目標としては「守口といえばマモルヒーロー」と言われる存在になること。将来的にはスパイダーマンやアイアンマンと並ぶ、日本を代表するヒーローになりたいと考えています。さらに特撮人気の高い海外でも、ショーやイベントを展開していきたいです。

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