
家庭で眠る食品を〝おすそわけ〟で、人と人とがつながる取り組み「フードドライブ活動」が10月12日、イオンモール大日(守口市大日東町1)のイオン棟3階で開かれた。主催はNPO法人ハッピーマムで、同モールでは9月に続き2回目の実施となった。
会場には、缶詰やレトルト食品、乾麺、菓子類など、賞味期限が1カ月以上残る食品が次々と寄せられた。「家にあるけど使わない」「食べきれないから誰かに」といった善意が形となった。また、その場で菓子を購入して寄付する買い物客の姿も見られたという。
玉城ゆかり代表理事は「初回は5人ほどの来場で約10キロの食品が集まったが、今回は開始から5時間で約20キロが寄せられた。活動の輪が広がっていることを実感している。今後も継続したい」と話す。
次回の開催は11月9日と12月14日を予定。開催日以外でも、同モール2階インフォメーション前で常時食品の受け取りを行っている。
また、同モールでは「〝捨てない〟からはじめよう」を合言葉に、衣料品や雑貨などの資源回収にも取り組んでいる。お客が持ち込んだ不要品を「資源循環BOX」で回収し、リユースやリサイクルを通じて再活用する「サーキュラーモール」をめざす。集められた品は再利用・再資源化され、ごみではなく新たな資源として生まれ変わる。

地球にやさしい未来をつくるため、同モールは「まずは〝捨てない〟ことから始めよう」と参加を呼びかけている。