シティ信金本店、機転で特殊詐欺被害を未然防止 東署から感謝状

大阪シティ信金本店営業部で行われた表彰式。左から東警察署 尾関課長代理、同信金職員2人

 大阪シティ信用金庫(本店・大阪市、福岡寬理事長)の本店営業部が、来店客の特殊詐欺被害を未然に防いだとして、9月4日、東警察署長から感謝状を贈られた 。

 同営業部を訪れた男性客が「不動産購入のため」として定期預金の解約を申し出たが、現金での出金を強く希望。担当職員が不審に思い、不動産決済日が土曜日であることや相手先の名前を告げなかったことから詐欺の可能性を疑い、警察に連絡した。その結果、詐欺事案であることが判明し、被害を未然に防いだという。

 同金庫では、平成27年から高額出金時に「預金小切手」を勧める「預手プラン」を導入するなど、全店を挙げて特殊詐欺防止に取り組んでいる。これまでに詐欺被害を防いだ実績により、警察署からの感謝状は今回を含め延べ61店舗に上る 。

 今後も声掛けや警察との合同防犯訓練を通じて、利用者の大切な預金を守り、地域の信頼構築に努めていくとしている。

タイトルとURLをコピーしました