▲弁天町の新駅舎イメージ
万博に向け、輸送力強化
JR西日本は11月18日、2025年に開催する「大阪・関西万博」の会場輸送について計画を発表した。
JR桜島線はこれまで約1時間あたり片道9本だったダイヤを、期間中は最大12本に増やし輸送力を増強。さらに新幹線からの利便性も高めるため「新大阪~うめきた(大阪)~西九条~桜島」を直通する臨時列車を設定する。桜島駅からは西日本ジェイアールバスと連携し、会場までのシャトルバスを運行。ピーク時は1時間あたり4000人を運べるようにする。
一方、会場アクセスで大阪メトロが進める中央線との円滑な乗り換えに向け、JR大阪環状線との結節点となる弁天町駅の改良工事に着手する。万博期間中には現在の3倍の混雑が予想されるためだ。駅舎の南口と北口改札の間に、新たな駅舎を整備し、改札口も新たに設置する。また、大阪メトロとのスムーズな乗り換えができるようにするため、段差のない連絡通路を整備するほか、環状線内回りホームに連絡通路と直結する改札口も設ける。
年内に工事に着手し、2025年春の万博開幕前に開業する。