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府がギャンブル依存調査 喫煙率や精神面にも関連

 大阪府は3月26日、府民を対象に実施したギャンブル等依存に関する調査の結果を発表した。調査は昨年10月に18歳以上の府民1万8000人に対して行われ、6731人が回答した。

 まず、SOGS(ギャンブル依存症スクリーニングテスト)の結果、「ギャンブル等依存が疑われる」とされたのは全体の1・5%。男性は2・7%、女性は0・4%と、大きな差が見られた。過去1年間に最も多くのお金を使ったギャンブル等では、宝くじ(スクラッチ・ロト等含む)が43・6%、次いでパチンコ21・7%、競馬14・3%。依存が疑われる人では、パチンコが43・4%、パチスロと証券の信用取引・先物取引がそれぞれ13・3%だった。

 また、依存が疑われる人は、それ以外の人に比べて「喫煙率が高い」「うつ・不安障害が疑われる割合が高い」「希死念慮を有する割合が高い」という結果が出ている。