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目指すは55年ぶりの大阪万博出演 ザ・リンド&リンダースが結成60周年で奇跡の復活

 1960年代後半のグループサウンズブームで大阪No.1バンドとして活躍した「ザ・リンド&リンダース」が、結成60周年を記念して再結成することが明らかになった。オリジナルメンバーの宇野山和夫さん(ベース、79歳)、榊テルオさん(ボーカル、77歳)、堀こうじさん(ギター、78歳)に加え、故・加賀テツヤさんに薫陶を受けたシンガーソングライターで音楽評論家の中将タカノリさん(ボーカル、40歳)が新メンバーとして参加する。

 再結成コンサートは3月29日、大阪市北区のライブハウス「Soap opera classics -Umeda-」で開催される予定だ。また、同バンドは55年前の1970年に開催された大阪万博に出演しており、今回の再結成を機に、4月13日に開幕する大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)への出演を目指している。

 メンバーの宇野山さんは「まだまだ若いと思いながらいつの間にかこんな歳になっていました。この年になって、ようやく振り返ることもいいことだと思えます。3月29日は昔からのファンにも、当時を知らない若い世代のファンにも喜んでもらえるよう全力で頑張ります。今年は春と共に青春がやって来るような気持ちです」とコメント。中将さんは「大先輩方の仲間にまぜていただきたいへん光栄ですが、同時に身の引き締まる思いです。加賀テツヤさんからいただいたご恩に報いられるようがんばります」と意気込みを語った。

 ザ・リンド&リンダースは1965年8月に結成され、1967年にシングル「ギター子守唄」でデビュー。その後、「銀の鎖」「恋にしびれて」「夕陽よいそげ」などのヒット曲を生み出し、関西のグループサウンズシーンを牽引した。1970年に解散したが、今回の再結成で再びファンの前に姿を現すこととなる。

 再結成コンサートの詳細やチケット情報は、公式ウェブサイト(https://soarsmusic-soc.jp/)で確認できる。往年のファンのみならず、新たな世代の音楽ファンにとっても注目のイベントとなりそうだ。

 60周年記念の再結成コンサートの詳細は下記の通り。
 3月29日14時半開場、15時開演。会場は、Soap opera classics -Umeda-(ソープオペラクラシックス ウメダ)(大阪市北区西天満4-4-18 梅ヶ枝中央ビルB1階)で。出演はザ・リンド&リンダース(宇野山和夫、榊テルオ、堀こうじ、中将タカノリ)瞳みのる(ザ・タイガース)。

◾️ザ・リンド&リンダース