大阪の酒飲みが愛する酒場「得一」のファンブック販売イベント スズキナオ著

1979年東京生まれ、大阪在住の作家、ライター。酒場や散歩をテーマにしたコラムを執筆。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』(スタンド・ブックス)、『関西酒場のろのろ日記』(ele-king books)、『「それから」の大阪』(集英社新書)など

 大阪在住の酒呑みにはお馴染み、ローカルチェーン酒場「得一」のファンブック販売イベントが11月29~30日午後7時~同9時、得一 京橋店で行われる。制作したのは、酒場レポや脱力系日常エッセイが人気の作家、スズキナオ氏と飲み仲間でライターの橋尾日登美氏。全9店舗を巡り、それぞれの特徴や魅力を記録した本作はSNSなどで話題を集めている。

 「得一はチェーンではあるものの、各店の持つ裁量が大きいからか各店のカラーが大きく違い、面白いです。得一が好きな人、得一は知らないけど安くてうまい酒場に興味のある人におすすめです」と著者は語る。

 販売イベントでは書籍だけでなく常連のアイデアから生まれたメニューをそのままプリントした「得一メニュークリアファイル」など、得一愛あふれるグッズも販売される予定。大阪の酒飲みが愛する「得一」の魅力とは一体何なのか。この一冊からひも解けば、いつもの酒も一層しみる一杯になりそうだ。場所は、大阪市都島区東野田3-11-12。

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