結合双生児「ベトちゃんドクちゃん」グエン・ドクさんの講演会と、自身の半生を描いた映画「ドクちゃん-フジとサクラにつなぐ愛-」の上映が11月14日、門真市のルミエールホール(末広町29)で行われる。午後6時開場、上映開始は同6時半から。
1981年にベトナム戦争で米軍が散布した枯葉剤の影響で、下半身が繋がった状態で生まれたベトちゃんドクちゃん。7歳になった1988年に分離手術を行ったが、ベトちゃんは脳症から2007年に死亡。ドクさんはいつも一緒だったベトちゃんの死をきっかけに「自分が語ることに意味がある」と非営利団体を設立し講演活動を開始。主催するスマイルハート代表の本田貴裕さんは、「ドクさんの壮絶な人生を通じて、改めて平和について考えるきっかけになるのではないだろうか」と話す。
講演会の司会は、ABCテレビ「おはよう朝日です」のコメンテーターとしても活躍する川崎美千江さんが務める。入場無料。定員は1000人まで(事前予約不要)。なお、ドクさんに支払われる講演料は現在も苦しむ枯葉剤の被害者へ寄付される。