特養の地域交流スペースで子ども食堂

 「住み慣れた地域で、誰もが安心して暮らしていける社会、それは私たちすべての願いです」を理念に掲げ、大阪市内で8施設を運営している社会福祉法人「平成福祉会グループ」。大阪市福島区にある「特別養護老人ホーム 平成福島苑」は、地域交流スペースを設けており、無料で使用することが可能だ。同スペースでは、昨年10月からの新しい取り組みとして毎週水曜(午後4時~)に「ウィステリア子ども食堂」を開催している。

 子ども食堂とは、地域で「食育」を推進する取り組みで、子どもが一人でも行くことができる。安価で栄養のある食事を食べることができる、誰かと一緒に食事ができる、地域の人々と交流ができることで、子どもの心身に良い影響があると期待されいる。

 同施設は、「子どもたちが、安心しておなかいっぱいになれる場所を」との思いからスタート。メニューの中には子どもの好きなハンバーグ・唐揚げ・オムライスがあるほか、ラーメンやタコライスもあり毎回好評で、どの料理も手作りというこだわりっぷり。食事前の午後4時から同6時には宿題をする時間も設けられているので、保護者も安心して子どもを預けることができる。

 今後も地域の人たちとの交流を深めたいと、さまざまな企画を構想している。

 対象は小・中学生で、料金は300円。事前予約制で先着15人まで、食物アレルギーへの対応は不可。

■ウィステリア 子ども食堂/大阪市福島区海老江3-20-8 特別養護老人ホーム 平成福島苑内 ウィステリア(地域交流スペース)/電話06(7507)1187