世界のトップアスリートが集結 見て、やってみる!「アーバンスポーツフェス大阪」

 スケートボードやBMXなどの世界トップレベルの選手たちの技を間近で体験できるイベント「アーバンスポーツフェス大阪」(大阪府主催)が11日・12日の両日、大阪・南港の「インテックス大阪」で開かれ、参加者らはエキシビションでの迫力のパフォーマンスやダブルダッチ、ダンス、けん玉などのパフォーマーの技に魅了された。また、体験エリアではプロ選手やインストラクターからアドバイスを受けながら楽しくアーバンスポーツ体感を満喫した。

子どもらにスケートボードを教える西矢椛さん

次世代を担うメダル候補の選手が集結

 25年大阪・関西万博に向け、アーバンスポーツによるスポーツツーリズム推進を目的に開催。初日の11日は、BMXフリースタイル世界王者のローガン・マーティン選手や、東京オリンピック日本代表の中村輪夢(りむ)選手などがアクロバティックな技を披露し、観客を魅了させた。

 12日は、21年の東京オリンピックスケートボード女子ストリート金メダリストで大阪・松原市出身の西矢糀(もみじ)選手が登場し高度なテクニックを披露し、「もみじちゃん、すごい!」と会場を沸かせた。また、BMXフリースタイルパークで今後のメダル獲得が期待されるジュニア世代の選手達のエキシビジョンショーも開催され、会場から声援が飛んだ。世界トップレベルの選手たちが繰り広げる迫力のショーパフォーマンスに、来場者は「間近で見られて、感激。迫力がすごくてかっこよかった」と話していた。

大阪・松原市出身の西矢糀(もみじ)選手が登場し高度なテクニックを披露した

世界の超人技を間近で体感

 会場にはダブルダッチやけん玉からも世界屈指のパフォーマーが集結。世界の超人技を間近で体感した参加らはその技にくぎ付けに。プロ選手やインストラクターが教えるエリアには、BMXやスケートボード、ダブルダッチ、スクラッチライン、けん玉などのアーバンスポーツを中心に、「2025年大阪・関西万博のテーマでもある『いのち輝く未来社会のデザインに』通じる」(主催者)という最先端テクノロジーを体感できるAR(拡張現実)スポーツ「HADO」や、光ったパネルにサッカーボールを当て、得点を競う「ICONパスマシーン」など子どもから大人まで楽しめるコンテンツを設けた。会場では、実際に体験したり、プロに教えてもらいながら、笑顔で思いきり体を動かすシーンがみられた。

来場者は、幅5㌢㍍ほどのベルトの上でバランスをとる「スラックライン」や、2本のロープを使う縄跳び「ダブルダッチ」を楽しんだ
万博キャラ「ミャクミャク」や大阪府マスコット「もずやん」などご当地キャラクターらもアーバンスポーツに挑戦。写真は枚方市の「くらわんこ」がBMXの前輪を使ったトリックを披露