大阪駅界わいに本格イタリアンを発見

　今回は、とっておきの穴場レストランを紹介する。大阪駅界わいでランチやディナー難民になったことがある人は覚えていて損はない。大阪駅からすぐの好立地にある「グリリアートクオッカ」だ。「行こっか、食おっか、楽しもっか」から発想されたコンセプトがそのまま店名となったというからなんとも関西人らしい。

　洒落っ気のあるネーミングだが、実はここ、阪急阪神第一ホテルグループ「ホテル阪急レスパイア大阪」の9階にある本格イタリア料理店なのだ。ホテル名を聞いてピンとこない人も「リンクス梅田の上」と言えば「あっ！」と思う人も多いはず。

　9階のホテルロビーと同階にあり、喧騒とした大阪駅すぐにあるとは思えない静けさだ。同グループの中でも、本格的なイタリアンを提供しているのは唯一ここだけのようだ。オープンキッチンには薪窯と石窯が備えられており、じっくりと仕上げたグリル料理を提供してくれる。一品一品丁寧なこだわりが感じられるメニューだ。

梅田の真ん中とは思えない静けさ

　3カ月に一度メニューが変更されるコース料理の「ヴィアッジョ」は特におすすめ。前菜、パスタ、魚料理、グリル料理、パン、コーヒーのほかに、おかわり自由な7種類のドルチェがついている。ドルチェは一つ一つが小ぶりで、何個でも食べらる。提供されるメニューはどれもホテルクオリティ。窓から緑豊かな庭園を眺めながら、質のいいサービスを受けることで心地よさも倍増する。

　コース以外にも一品から注文できるアラカルトもあるので、改まった集まりはもちろん、カジュアルな使い方もできるので知っておくメリットは大きい。