再開発の総仕上げは「シニア向け分譲マンション」
古くは「家電城下町」として栄え、２０００年代にはイオンモール大日が誕生、高層マンションが建ち並び、生まれ変わった守口市・大日。再開発の総仕上げとして、２０２２年にはシニア向け分譲マンション「サンミット大日」が竣工した。周辺環境を含めてその魅力を掘り下げる。
何でもそろう都心の駅前生活
大日は交通の利便性に優れた街だ。大阪メトロ谷町線は始発駅で座って「東梅田」駅に直通１９分でアクセス。大阪モノレールは大阪空港に直通、東大阪市への延伸計画もあり、ますます便利になる。国道１号、近畿自動車道、阪神高速があり、交通の要衝になっている。
大日再開発の象徴と言えば、西日本でもトップクラスの規模を誇る大型商業施設・イオンモール大日だ。食料品、衣類、家電など生活に必要な物は何でもそろい、映画館も併設されている。
周辺には、クリニックやフィットネスジムも豊富。生涯学習の拠点となる図書館も誕生し、暮らしを彩る全てを兼ね備えた街に進化を遂げた。
今時シニアの新たな住まい
そんな大日の再開発を牽引してきたのがサンヨーホームズの田中康典会長（８４）だ。イオンモールを誘致し、ファミリー向けのマンションを建設。保育園の運営にも乗り出した。そして、再開発の総仕上げとして２０２２年に竣工したのがシニア向け分譲マンション「サンミット大日」だ。
「シニア向け分譲マンション」は、一般的な分譲マンションと同様の「持ち家」でバリアフリーに配慮された設計やハイグレードな住設備が整っている。家事や日常生活の一部を管理スタッフがサポートしてくれたり、提携医療機関による医療サービスを受けられる。
将来的に介護が必要になったとしても「自分の住まい」なので、そのまま住み続けることが可能。売却や賃貸に出したり、子どもに相続することもでき、自らの「資産」となるのが大きな特徴だ。
まるでホテルや温泉旅館
「サンミット大日」の共用施設は、まるでホテルのような豪華さだ。マンション内にレストランが併設されていて、栄養士が監修した低塩・低カロリーでバランスの取れたメニューを朝・昼・夜と提供してくれる。もう一つの目玉は広々とした温泉大浴場（人工）。血行を促進し、神経痛や肩こり、腰痛、痔、リウマチ、冷え症、疲労回復などに効果が期待できる。わざわざ遠出しなくても自宅で「温泉旅館のようなリゾート気分」を毎日味わえるとはうらやましい限りだ。
家事から解放される喜び
同物件には「家事卒業」というコピーが掲げられている。記者は以前、高齢者施設の入居者をインタビューした際に「家事から解放されたことが一番の幸せ」と語っていたことが強く印象に残っている。「今まで休むことなく家族に尽くしてきた分、これからは自分の時間を大切にしたい」と微笑んでいた。
物件開発の舞台裏には「日本の高度経済成長を支えてきたシニア世代の方に、煩わしい家事から解き放たれ、〝本当に自分のやりたいこと〟を実現してほしい」という田中会長の思いが込められている。
■シニア向け分譲マンション「サンミット大日」／守口市大日東町４－３２／電話（０１２０）３４０１５９