関西・大阪21世紀協会と関西フィルハーモニー管弦楽団は3月、共催で「ライジングスター・プロジェクト」を開催すると発表した。関西の若手演奏家の発掘と育成を目的としたオーディションで、選考されるとフルオーケストラとの協演ができる。同プロジェクトは、トヨタモビリティ新大阪からの寄附により実現。同社の久保行央社長は「若手演奏家を支援することで、大阪の文化発展に貢献できれば」と話した。
応募規定は「関西元気文化圏」の2府8県に在住・在学・在勤の経験を持っており、24年4月1日時点で30歳以下の人(声楽のみ35歳以下)が対象。書類・動画・実演での審査を経て選出される。楽団長の大野英人氏は「通常でいう〝関西〟よりも広い2府8県から応募でき、下限年齢を設定していないことが特徴」と話した。
関西フィルの首席指揮者であり審査員を務める藤岡幸夫氏は「若くて才能ある人に、大きな舞台で演奏するチャンスを掴んでほしい。応募にあたり、その曲について勉強や練習をたくさんするはず。演奏家としてきっと意味のある時間になるので、ぜひたくさんの人に応募してもらえたら」と締め括った。
応募期間は4月1日〜5月31日の午後11時59分まで。詳細は関西・大阪21世紀協会の「ライジングスター・プロジェクト」ホームページへ。