地元企業が子どもたちのキャリア教育を応援

 2月15日、蒲生中学校(城東区)で、中学生に働くことへの興味や関心を育んでもらおうと、1年生を対象にした企業説明会(ハローワーク大阪東主催)が開かれた。中学生向けの企業説明会は、2020年に新学習指導要領で小学校から高校までの継続したキャリア教育の必要性が示されたことをきっかけに、ハローワークが、各地域の学校や企業と協力して行なっている。

 今回説明会が行われた蒲生中学校は、3学年で一貫したキャリア教育に力を入れており、1年生は、学校に招いたさまざまな業種の企業や団体(化粧品のほか、鉄道、レジャー、社会・福祉など)の説明を聞き、2年生時で行う職業体験へと繋げていく。

 説明会では、地元就職を将来の選択肢に加えてもらおうと、化粧品会社の香椎化学工業(城東区本社)が参加。同社の美容インストラクターが、仕事のやりがいなどについて語った。

 参加した生徒は「小さい頃から夢があって、実現に向かって頑張るのも素敵だが、今回のように地元で縁があり入った会社でもやりがいを見つけられることがわかった。お客さまから、『ありがとう』と言ってもらったエピソードがよかった。今自分は夢がないのですごく印象に残っています」と感想を述べていた。