もりぐち夢未来大使U.K.が門真のアートイベントをリポート

同イベント実行委員会リーダー高村知史さん(写左)とフリーカメラマンの直希さんの兄弟

 守口市「もりぐち夢未来大使」で「週刊大阪日日新聞京阪支局編集長」のU.K.が、隣接する門真市で11月25・26日開催された「KADOMA ART FES 2023」の視察にやってきた。大型商業施設のオープンが続き、にぎわう門真をさらにアートで盛り上げる同イベントをリポートする。

 「KADOMA ART FES 2023」は、京阪大和田駅周辺で行われる門真市民による門真のまちをアートで染めるプロジェクトで今年で3回目。この先の10年を見据え、文化芸術にふれてアーティストの活躍の場が広がることを目的としている。店先や空き店舗など、まちなかの随所に作品を配置し、気軽にアートを感じられる「まちかど・まちなかギャラリー」やコンサートやライブペイント、グルメなども楽しめる。

 監獄を模した仮装で注目を集めていた同イベント実行委員会リーダー高村知史さんと、会場撮影などでサポートするフリーカメラマンの直希さん兄弟。兄の知史さんは大阪芸術大学出身で、昨年京阪古川橋駅近くでアート作品を展示しているカフェ「パジェロ」をオープン。店を盛り上げる前に街を盛り上げたいと参加。芸術家仲間に声を掛け、地道な活動で出展者を増やし、イベントを盛り上げた。「夢は門真で美術館を建設すること」という熱い兄弟だ。

 口からゴミを入れる巨大な恐竜の形のゴミ箱を出品した長田育紀さん。長田さんはこれまでアートを学んだ経験はないが、自身の子どもに段ボールでおもちゃを作ったりするのが好きで、気軽に触れられるアート作品を出品。ほかにもシュレッダーの紙ごみなど再利用した「エコアニマル」や「太陽の子」など子どもが見て触れて楽しめる作品を出品した。「将来、門真からアーティストが生まれれば最高」と笑顔で語った。

口からゴミを入れる巨大な恐竜の形のゴミ箱を出品した長田育紀さん(写手前)
「美術館とは違うアート作品が見られてたのしい」とボランティアで参加した大阪国際大学の学生ら
町中のいたるところに絵やオブジェがあふれる