〝ニャン〟ともかわいい「ハンコ」

銀行印としても登録可能

ハンコ文化、YES? or NO?

 働き方改革やテレワーク、電子化に進むにつれて、ペーパーレスや脱ハンコの風潮が活発になってきた。行政の手続きにも捺印する箇所が減っていて、時代の変化を感じる。そこで、本紙の〝書ける〟経理部が部署の垣根を超え、リポートした。

 企業内でも、ハンコがもらえないだけで業務が停滞してしまったり、作業が完結するまでに時間やコストがかかったりと、ハンコについては少々マイナスイメージがあるのも現実だ。

 しかし、生活や仕事をしているうえで、本当に脱ハンコになっているのだろうか。デメリットばかり取り上げられるが、まだまだ、仕事上での確認や承認、重要な契約になるほど捺印が必要なケースがあるのも現実だ。

 社会全体のデジタル化が進む中、日本に長く根付いた〝ハンコ文化〟はどうなっていくのかー。

〝おして〟ニンマリ

 大阪市此花区にある「城山博文堂」は、動植物や似顔絵、家紋など、文字の一部を変形したデザイナーズ印鑑を販売している。

 今月16日、新作の「印鑑ねこリング」を発売した。外枠の一部を変化させることで、ネコの姿が現れる。デザインは全部で15種類。朱肉を使う印鑑であれば銀行印としての登録も可能だ。印鑑証明の取得に関しては、全国共通の印鑑条例に「名前以外の情報が入っていてはいけない」との一文があるので、ごく控えめなデザインであれば可能性があるかも…。

 さりげなくネコが隠れているので、普段使いの認め印はもちろん、朱肉のいらない浸透印タイプは仕事用におすすめだ。ネコ好きの人とつながったり、ちょっとしたコミュニケーションのきっかけにもなる。

 捺印した書類を「かわいい~」っと言ってもらいたいので、1本調達してみようかな。

15種類のデザインから選べる

■城山博文堂/大阪市此花区梅香3-27-9/電話06(6463)3331