学校(サポート校)のパンフレットを生徒が作ったら─。今春、門真市柳町に開校した通信制高校サポート校「明誠高校北大阪SHIP」がこのほど、新たな学校(サポート校)案内の制作に着手。「カリキュラムの中身を紹介する従来型のパンフレットではなく、地元の街を絡めた読み物としてもおもしろいパンフレットにしよう」と生徒たちが6月7日と10日、地元の商業施設「イオンモール大日」を取材した。「高校生の学びの機会になるなら」とイオン側が応じ、高校生が施設内にあるアパレルと飲食の計8店を取材した。
お店の店長に「今、何が流行しているんですか」「私にはどの服が似合いますか」などと積極的に質問する高校生たち。パンフレットに掲載する写真は、高校生自身が洋服を試着。ファッションモデルのようにポーズを決めながら、楽しく撮影が進んだ。
北大阪SHIPの代表で、歌やダンスが学べるエンターテインメントコース長も務める山本航平さんは「見慣れた街のお店の裏側を知ることができたのは、生徒たちにとって貴重な機会。普段から社会の人と関わることで卒業後自分が進みたい道も定まりやすくなる。北大阪SHIPの活動でもこのパンフレット製作のように、実社会と結びついた内容で進めていきたい」と満足そう。
パンフレットは全30ページで7月上旬に完成し、資料請求者への送付と、地元の中学校などに設置される予定だ。