
堂島リバーフォーラム(大阪市福島区)で「Immersive Museum OSAKA 2025 印象派と浮世絵~ゴッホと北斎、モネと広重~」が開催されている。9月5日まで。
本展は、2023年の「印象派」、2024年の「ポスト印象派」に続くシリーズ第3弾。今回は、印象派・ポスト印象派の画家たちと、彼らに大きな影響を与えた浮世絵の世界を対比的に紹介し、没入型デジタルアートでその関係性を浮き彫りにする。
見どころは、構図の似た2枚の作品を左右に並べて見せる演出や、デジタルならではの〝作品の融合〟。例えば、ゴッホの筆致に北斎の波が溶け込んでいくような映像演出は、アートの知識がなくても直感的に楽しめる構成となっている。
印象派の巨匠・モネと、浮世絵師・広重。ポスト印象派の鬼才・ゴッホと、浮世絵の革新者・北斎。時代も場所も異なるが、自然や光へのまなざし、構図のとらえ方に不思議な共鳴がある。その〝響き合い〟を体験するには、ぴったりの機会だ。
■Immersive Museum OSAKA /堂島リバーフォーラム/大阪市福島区福島1丁目1−17