第一生命、明治安田生命保険、住友生命保険など生保各社は、5月8日から新型コロナウイルス感染者への入院給付金を、自宅などで療養する「みなし入院」にも支払う特例措置を廃止する。政府が新型コロナの感染症法の位置付けを「5類」に引き下げられる措置に合わせて実施する。実際に入院した場合には引き続き給付金を受け取れる。
現在、「みなし入院」の入院給付金の支払い対象となっているのは妊婦や65歳以上の高齢者などの重症化リスクが高い人。生保各社が今年の2月末までに支払った新型コロナの入院給付金は9744億円。そのうち96%が「みなし入院」となっている。