大阪シティ信用金庫はこのほど、大阪府の中小企業を対象とした2025年の景気予想に関するアンケート結果を発表した。国内景気について「良くなる」と回答した企業は25・3%で前年調査より6・9ポイント減少。一方、「悪くなる」は21・2%で前年から5・5ポイント増加し、昨年と比べて悪化すると予想する企業が増えたことがわかった。
しかし、自社の経営方針については、事業の拡大や多角化を積極的に図っていく「攻めの経営」を選んだ企業が55・4%と、「守り」を選ぶ企業を4年連続で上回った。業種別に見ると、建設業、サービス業、運輸業において「攻めの経営」と回答した企業が多くなっていることも明らかになった。依然として厳しい景況の中だが、地元企業は挑戦を続けていく見通しだ。
調査は24年12月上旬に実施。大阪シティ信用金庫が取引する府内の1400社を対象に行われ、1282社から回答を得た。