大阪初となる女性専用の人間ドック専門施設「中之島クリニックレディースプラザ」(医療法人知音会)が9月2日、大阪市福島区に開院した。
「女性の医師や検査担当者を希望している」「検査着を着脱する機会が多いので男性と同じ空間だと気を遣う」など女性の声を反映し、医師も看護師も技師も〝スタッフはすべて女性〟なのが特徴だ。
8月26日に行われた開院式では、井田みどり院長が「女性の乳がん罹患(りかん)数は非常に多く、また、子宮がんや卵巣がんは近年増加傾向にあり、早期発見と早期治療が大切」であることを説明。「男性に比べ、女性の検診・人間ドックの受診率は低く、一人でも多くの女性が人間ドックを受診するきっかけにしてほしい」と女性専用人間ドック施設の社会的な意義について話した。
華々しいテープカットの後には施設見学が行われた。医師の診断をAIがサポートする「AI機能付き内視鏡」や、通常のマンモグラフィでは乳腺の重なりに隠れて発見しづらい病変を、乳房を多方向から撮影して発見しやすくする「3Dマンモグラフィ」といった最新と呼べる機器がそろう。
また、検査を待つ間や検査後のひとときも充実する「パウダールーム」や「カフェコーナー」、同院のコンセプト『いきいき生きる』を象徴した「シンボルツリー」など、忙しい合間をぬって受診する女性利用者への配慮やおもてなしを体現した空間になっている。
場所は大阪市福島区福島2─1─34 3階、問い合わせは電話(0120)489215、同施設へ。