生態や魅力を間近で感じて 9月9日は「オオサンショウウオの日」

オオサンショウウオの巨大模型を冠した山車を曳(ひ)いて京都水族館の周りを一周する地元の子供達
オオサンショウウオの巨大模型を冠した山車を曳(ひ)いて京都水族館の周りを一周する地元の子供達

 オオサンショウウオの生態や魅力を間近で感じてもらうイベント「9月9日はオオサンショウウオの日 2023」が9月9日、京都水族館(京都市下京区)で開催され、オオサンショウウオの巨大模型を冠した山車を地元の子どのたちがひいて京都水族館の周りを一周したり、毎年行われている身体測定がこの日に行われた。

 大勢の観衆に囲まれて、飼育員たちが四苦八苦しながら一番大きな個体の体長を計測したところ、昨年から3㌢程成長していたが、体重は現状維持だった。一般的にオオサンショウウオは年間で数㌢から10㌢程度成長し、寿命は人間に近く50から60年と言われている。

オオサンショウウオの身体測定
オオサンショウウオの身体測定

 同館のオオサンショウウオは、地元鴨川などから捕獲してきたもので、約20頭の生体が飼育されている。夜行性のため、昼間はあまり動きがないが、見どころは体長の割に短い手足や愛嬌のある小さな目などで、眺めていると癒やされるキュートさがポイント。同館で飼育している理由は、地元民にオオサンショウウオに興味を持ってもらいたい、そして彼らが生息出来る自然環境を一緒に守ってもらいたい、という思いから。ほかにも魅力や文化的側面にスポットを当てた「オオサンショウウオに沼った!展」を同時開催中。 期間は11月30日。京都市下京区観喜寺町35-1(梅小路公園内)ホームページhttps://www.kyoto-aquarium.com