大東市と資生堂ジャパンが連携協定 美容の力で〝日本一元気なまち〟へ

 大東市と化粧品大手の資生堂ジャパンは27日、包括連携協定を締結した。女性の活躍推進や健康増進、子育て支援、生涯学習の4分野で連携し、市民がより健康的で自分らしく暮らせる社会の実現を目指す。締結式は同日、大東市役所で行われた。

包括連携協定書を手にする資生堂ジャパン近畿事業部長の赤平祐介氏(中央左)と大東市の逢坂伸子市長(中央右)ら=5月27日、大東市役所

 資生堂ジャパン近畿事業部長の赤平祐介氏があいさつに立ち、「美の力で人を豊かにする」という企業理念を紹介。「美容には外見を整えるだけでなく、気持ちをポジティブに動かし、自信を持たせ、社会参加を後押しする力がある」と述べ、地域創生や社会貢献活動への積極的な取り組みを強調した。更年期世代の女性を対象としたセミナーの実施にも触れ、「働く女性が自分らしく生き生きと活躍し続けられるよう支援したい」と意欲を示した。

 理学療法士の資格を持つ逢坂伸子市長は、やけど後のケアや視覚障害者へのメイク支援に携わった経験を披露。「お化粧一つで表情が生き生きとする。自信が生まれ、気分が前向きになり、社会活動に参加したくなる」と効果を語った。市が目指す〝日本一元気なまち〟の実現に向け、「メイクは市民一人一人が輝くためのコンテンツの一つ。資生堂ジャパンとの取り組みに期待している」と述べた。具体的な連携内容は今後、両者の協議で決めていく。

 締結式後には、資生堂の社会貢献活動として今年4月から始まった「更年期ブロッサミングセミナー」の短縮版が開かれた。講師を務めたのは同社の美容部員、大橋麗華さん。
 セミナーでは、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)が35歳をピークに減少し、肌のたるみやシワ、髪のパサつきなど更年期特有の変化をもたらすことが解説された。大橋さんは香料が特徴の美容液を参加者に体験してもらいながら、「香りを楽しみながらスキンケアすることで、更年期のイライラ解消にもつながります」と説明。口紅については、くちびるの中央から外側へ広げる塗り方を実演し、「仕上がると口元から花びらが開くように広がります」と笑顔で伝えた。

和やかな雰囲気の中で開かれた「更年期ブロッサミングセミナー」=5月27日、大東市役所

 会場で和やかな笑いが起きたのは、参加した市職員7人のうち男性職員が口紅に挑戦した場面。人生初のメイクに悪戦苦闘する様子に、参加者らからは自然と笑い声が上がり、会場は明るい雰囲気に包まれた。

 大橋さんは「参加者同士のコミュニケーションも自然と生まれます。更年期は〝私だけかも〟と気持ちが暗くなりがちですが、こういった機会に、同じ悩みを持つ人が周りにもいると知ってほしい」と語りかけた。「会話も花咲く(ブロッサム)セミナーです」との言葉で締めくくった。

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