ロードサイド型焼き肉チェーンとして知られる「焼肉きんぐ」が2月27日、難波の商業施設「namBa HIPS」(大阪市中央区)7階に都市型店舗をオープンする。全国364店舗目で、関西圏では初となる駅直結・商業施設内への出店。2月19日には報道関係者向けの試食会が開かれた。
これまで郊外の幹線道路沿いを中心に展開し、「車で行く店」というイメージが強かった同ブランド。難波という若者や訪日客が集まる立地に出店することで、新たな客層の取り込みを図る。
運営する物語コーポレーション、ブランドPR部の石田孝太氏は「都市部でも焼肉きんぐの魅力を体験してほしい」と話す。同社は焼肉きんぐのほか、丸源ラーメンやゆず庵など国内13ブランドを展開。海外にも進出し、ロードサイドを中心に約877店舗を運営している。
焼肉きんぐは、席に設置したタッチパネルで注文するテーブルオーダー式の食べ放題専門店。料理はスタッフが席まで運ぶため、利用客が料理を取りに立ち歩く一般的なバイキング形式とは異なり、着席したまま食事を楽しめるのが特徴だ。

食べ放題は「58品コース」「きんぐコース」「プレミアムコース」の3種類。幼児、小学生、60歳以上を対象とした割引サービスも設け、家族連れの利用を見込む。「きんぐコース」で注文できる〝五大名物〟の一つ「きんぐカルビ」は、牛1頭から約500㌘しか取れない希少部位を使った看板商品という。

また、全国約2万2000人の従業員の中から選ばれた約900人の「おせっかいマスター」と呼ばれるスタッフが在籍。肉のおいしい焼き方を客席で丁寧に説明するなど、接客にも力を入れている。

オープンを記念し、ブランド初となる「沖縄フェア」も全店で同時に開始する。商品開発部の河村元気氏は「沖縄らしい味を焼き肉と組み合わせた」と説明。ピリ辛の「ハイサイソース」に甘みとうまみを加えた特製だれで味付けした「壺漬けすだれ豚バラカルビ」のほか、「石焼きんぐタコライス」「揚げたてサーターアンダギー」、シークワーサー味の「Calbee厚切りポテト」などを提供する。

郊外型から都市型へ。難波の新店舗が、焼き肉食べ放題の新たな拠点となるか注目される。
