NHKの井上樹彦副会長 「スマホだけ」で受信料徴収を否定

 総務省の有識者会議が5月26日開かれ、NHKの井上樹彦副会長は、テレビを持たないでNHKのネットサービスを利用する層に対して「放送の受信料と同様の負担をいただくのが適当ではないか」としつつも、スマートフォンやパソコンなどネットに接続できる機器を持っているだけで受信料を徴収する可能性は否定した。放送法ではNHKの必須業務は放送で、ネット業務はあくまで放送を補完する任意業務とされている。ただ、現状ではテレビ離れが進み、ネットで動画やニュースに接する層が増え、「ネット業務も放送と同等に格上げすべき」との声が高まっていた。