夜景と噴水が競演 大阪・中之島EASTで楽しむ冬の水辺観光

 冬の水都大阪ウィークの一環として、天満橋八軒家浜(中央区)から中之島公園東部周辺(北区)を舞台にしたライトアップイベント「中之島EAST 水辺の散歩道2025」が開催されている。期間は1月31日まで。日没から午後11時まで、色とりどりの光が水辺を彩り、都心に幻想的な風景を描き出している。大阪市役所正面イルミネーションファサード、中之島イルミネーションストリートは12月31日まで。主催は水都大阪コンソーシアム。

 八軒家浜の大川沿いと中之島公園の土佐堀川沿いでは、イルミネーションと周囲のビル群の夜景が水面に映り込み、昼間の喧騒とは対照的な静けさと美しさを楽しめる。光が揺らめく水辺の景観は、この時期ならではの見どころだ。

 期間中は、中之島東端の尖った地形を生かし、船の形にライトアップを実施。かつて京都と大阪を結んだ〝三十石船〟が行き交った歴史にちなみ、「光の三十石船」として夜の水辺に浮かび上がる。

光の三十石船

 大阪府が進める水辺空間プロジェクト「中之島にぎわいの森」も注目スポットの一つ。日本を代表する音楽グループ「DREAMS COME TRUE」とスタッフが、音楽ファンへの感謝を込めて植樹した「ドリカムツリー」を中心に、両脇の樹木が電球で彩られた「光の並木道」が広がる。温かみのある光が、冬の寒さを和らげてくれる。

光の散歩道

 また、八軒家浜から出航するクルージング船で水上から眺めるのもおすすめ。大川上に約100㍍にわたって設置された噴水を使い、日本最大規模とされる「音楽噴水ショー」を全体で見渡すことができる。ショーは30分ごとに開催され、光と音楽が織りなす迫力ある演出が楽しめる。

音楽噴水ショー

 イベントの詳細や期間中の催しについては、「水辺の散歩道」のSNSで発信している。

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