車いす移動を軽やかに もりかど未来まつりで「押シスト!」披露

 守口門真商工会議所青年部は11月15日、門真市の商業施設「そよら古川橋駅前」屋上で「もりかど未来まつり2025」を開催した。秋晴れの空の下、家族連れなどで会場はにぎわった。
 目玉企画は「海のない門真市で魚釣り」をテーマにした魚釣り堀体験。子どもらは竿を握って歓声を上げ、保護者もカメラを向けながら笑顔で見守った。ミニSL乗車や手形ペイント、射的やゲーム、飲食ブース、フリーマーケットなど多彩な催しが並び、子どもから大人まで思い思いに楽しんだ。
 会場の一角では、地元企業による職場体験や商工業展示も実施。手動式車いすに後付けし、押す人の負担を軽減するeモビリティ「押シスト!」も紹介され、坂道や長距離移動を助ける仕組みに来場者が足を止めて見入っていた。
 浦川昇会長は「地域の子どもたちに、日常では味わえない体験と大人とのつながりを感じてもらえる場にしたかった。ここでの出会いや思い出が、将来この街で挑戦するきっかけになればうれしい」と語った。(井上康裕)

「押シスト!」は、押す人もタイや付きボードに乗って一緒に移動できる
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