未来型エンタメ始動、ジーライオンアリーナ神戸に次世代ネットワーク「IOWN」導入

10月4、5日に万博会場と世界初のリアルタイム連携ライブ

スマートバリュー(本社:大阪市)の連結子会社、One Bright KOBE(神戸市)が運営するGLION ARENA KOBE(ジーライオンアリーナ神戸)に、次世代通信技術「IOWN(アイオン)」が導入された。西日本のアリーナで常設設備として設置されるのは今回が初めてで、現地の熱狂や臨場感を遠隔地でも体感できる新たなエンターテインメント環境の提供が期待されている。

GLION ARENA KOBE(ジーライオンアリーナ神戸)
エンターテインメントエリア「TOTTEI」にあるアリーナ

 同アリーナは、ことし4月に開業した神戸の新たなエンターテインメントエリア「TOTTEI(トッテイ)」に位置し、1万人収容可能な関西最大級のアリーナ。国内最高峰の音響・映像設備を備え、視認性や座りやすさにも配慮した設計で、B.LEAGUE「神戸ストークス」のホームゲームをはじめ、音楽コンサートやMICEなど様々なイベントが日々開催されている。

 「IOWN」は、2030年の実用化を目指しNTTが提唱する次世代通信・情報処理基盤構想。全区間で光波長を専有するオールフォトニクス・ネットワーク(All-Photonics Network)を用いた初の商用サービスとして提供される。同アリーナではこの技術を活用し、別会場とリアルタイムで接続。高速・大容量、低遅延・ゆらぎゼロの環境下で映像や音声を配信することで、離れた会場でも現地さながらの臨場感を楽しめるほか、二拠点を一体化した演出など新たなライブ体験が可能となる。

 今後は、IOWNの特性を生かし生かしたアプリケーションやコンテンツ開発にも注力し、次世代エンターテインメントの拡張を図る。

 なお、10月4、5日には、NTTグループ、One Bright KOBE、ストークス、B.LEAGUE、ソフトバンクが協力し、神戸ストークスのホーム開幕戦をGLION ARENA KOBEと大阪・関西万博会場でリアルタイムに繋ぐ世界初の〝未来型ライブビューイング〟を実施する予定だ。

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