【投資家記者の勉強会】チャートから探る「株購入のタイミング」

 株を買った瞬間、株価が下がる…。こんな経験、ありますよね。今回は、過去に失敗を繰り返してきた筆者が、株価チャートから分かる購入のタイミングを、3点に絞ってリポートします。

▼いまのトレンドは何か

 チャートには大きく3つの動きがある。上昇トレンドと下降トレンド、上がるか下がるかわからないレンジ相場だ。移動平均線の短期、中期、長期の位置から見分けるのがわかりやすい。上昇は上から短期、中期、長期と並び、下降の場合は逆=図1。この形はパーフェクトオーダーと呼ばれ、比較的簡単にトレードできる。一方、レンジ相場のときは並びが乱れている。

 チャートを虫の目で見ると、一つ一つのローソク足の連なりからできている。上昇のときは、ローソク足が前回足の高値を更新し、安値を切り上げていなければならない(図2=ダウ理論という)。前回の高値を更新できない、もしくは安値を切り下げた場合は、小さなレンジだ。さらに、前回 の高値も安値も切り下げた場合は、下降に切り替わる。これをトレンド転換という。

▼時間足で環境認識

 5分足や15分足よりも長い、日足や週足の方がテクニカルは強力に働く。例えば、日足は上昇トレンドだが、5分足がレンジの場合はどうするか?

 個人的には絶好の押し目買いの機会と思う。逆のパターンなら、大きな波に逆らうことになる。

 また、図3のように下落が底をつき、再び株価が上昇し始めるとき、(A)印が重要な節目になりやすい。「直近の高値を更新」すると、上昇の見込みが高くなる。逆にこの節目を超えられないと、再び下落に戻る可能性が高い。

▼目立つ高値や安値にラインを引く

 このように、直近や過去の高値と安値はチャート分析の目印になる。この点が2つ以上重なれば線を引いてみる(平行ライン)。さらに、上昇トレンドの目立つ下値、下降トレンドの目立つ上値が2つ以上、斜めの線で結ぶとトレンドラインが見えてくる。

 この平行ラインとトレンドラインは、株価がトレンドに乗っていれば、その線で反発し、線を超えるとトレンド変換となる。デイトレやスイングをする投資家にはエントリーや損切りを決める重要な根拠となっている。

 以上がテクニカル分析のざっくりした説明だが、このコラムが好評だったらリポートしたいと思う。