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門真市が災害時の避難所協定を同市シルバー人材センターと締結

協定を交わす宮本市長(左)と北口理事長

 門真市は門真市シルバー人材センターと4月25日、南海トラフ地震や水害などに備えて「要配慮者等の避難行動支援及び避難スペースの提供に関する協定」を締結した。

 高齢者人口が約30%にのぼる同市では、高齢者や障がい者、妊婦らの避難支援が課題となっており、1400人余りの会員がいる同センターに協力を要請した。センターは快諾のうえ、さらに事務所を避難所として提供できると申し出たことから今回の協定締結に至った。

避難所に活用される「りんどう」

 今年2月に完成した同センターの事務所「りんどう」について北口政昭理事長は「災害に強い建物がコンセプトで、ソーラーパネルとプロパンガスでライフラインが維持できる」と話した。宮本一孝市長は「センター内で自らの行動やケアすべき点を浸透させることで、高齢者の皆さんが安心できる」と協定に期待を寄せた。