
平野区では、「自由に絵本が散歩する」というコンセプトでスタートした「おさんぽ絵本」という事業がある。一言でいうと、絵本を通じて人々をつなぎ、孤独な育児(孤育て)や高齢者の生活をより楽しいものにすることをめざす。
育児中の女性や一人暮らしの高齢者が、気軽に訪れる場所を見つけるのはなかなか容易ではない。絵本の力を借りることで、地域のつながりを育むことができるのではないかとの思いからスタートした。
「おさんぽ絵本」は、寄付で集められた絵本を、本事業に賛同してくている店舗や街角に設置し、地域の人々が自由に手に取ることができるような仕組み。借りた本を同じ場所に返すも良し、散歩がてら出かけた他の場所に返しても良いので、気軽にたくさんの本を手に取ることが可能だ。
「散歩の目的ができることで、外出するきっかけとなり、顔見知りが増えることで地域のつながりが深まる」平野区からスタートし、近隣の区や八尾市、交野市、守口市にも広がっているという。どこに絵本があるのか気になる人や、ぜひ協力したい、本を寄付したいという人は、「おさんぽ絵本」で検索を。
■おさんぽ絵本/Instagram(osanpo_ehon)
https://osanpoehon.amebaownd.com/