現役女子高生芸人でデビューした「はっぴちゃん。」が10代最後の記念ライブ 来年1月12日に心斎橋角座

 4年前に〝現役JK芸人〟として、本物の女子高生がピンでお笑い世界にデビューしたはっぴちゃん。が来年1月12日夜に、所属する松竹芸能の本拠地・心斎橋角座(大阪市中央区)で10代最後を記念するライブを行う。

ねじりハチマキとピンク法被がはっぴちゃん。のトレードマーク

 最初に注目されたのは、一昨年の日テレ系バラエティー「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の新年特番。山崎方正の進行で若手芸人がネタを披露する「山-1グランプリ」で優勝した。トレードマークの法被にねじりハチマキ姿で首からぶら下げた〝めで太鼓〟を打ち鳴らしながら、漫談風のネタを機関銃のように早口で繰り出し。オチの部分ではピョンピョン飛び跳ねる〝はぴ~トランポリン〟で舞台狭しと暴れ回った。

舞台狭しと動き回るはっぴちゃん。

 普段はyoutubeなどのネット番組を中心に活動。在阪テレビ局、関西のラジオ局などに呼ばれてはマシンガントークを繰り広げ、今春に高校卒業を記念して初単独ライブを開催。成功に気をよくして今回の2回目となるライブは「\祝/はっぴ!ニゅ~イヤ~ ラストティ~ンのはっぴちゃん。をプロデュ~スして♡」と長い名。

 「まだ発表できないシークレットゲストなんやけど、東西の松竹芸能の先輩の方々はじめ、別の芸能事務所タレントさんも出てくれる」と説明。ピン芸人としてのトークネタはライブ用に松竹芸能の先輩芸人が書き下ろしてくれたものを彼女なりの理解でアレンジして使用。「丸覚えするのが苦手で、難しい言葉や状況は私なりに解釈してやってます」と屈託がない。

めで太鼓は「通販で2千円で購入」とはっぴちゃん。

 大阪出身で中学時代に歌手志望として受験した「松竹ジャパングランプリ ガールズコンテスト2019」で歌のうまさと度胸のよさで注目され研修生として採用。大阪学芸高在学中に松竹芸能がトーク力を買ってプロデビューさせた。

 「もともとミュージカル女優目指して勉強し、オーディションを数々受けたんやけど全然合格させてもらえへんかった。そやから採用してくれた松竹芸能には感謝、感謝。売れる芸人になってお返ししたいです。私の一番ええところは歌でも踊りでもなくトークだったんやから。芸風としてのあこがれはBKB(バイク川崎バイク)さんです!」と売れっ子芸人を目指す。

1月12日開催の単独ライブチラシ

 女芸人ナンバーワンを決める「THE-W」やピン芸人1位を目指す「R-1」、他の男性ピン芸人と組んで漫才を披露した「M-1グランプリ」などに挑み続け夢を追っている。

(畑山博史)