「未来を見据えた貴重な学び」門真市立第七中学校が職場体験 

 門真市立第七中学校(門真市北島町)は、キャリア教育の一貫として毎年職場体験を実施している。2年生の生徒約90人が保育園や小学校、医療施設、販売店、工場など40の事業所に少人数で分かれ、さまざまな職場を体験した。

 受け入れ先の一つである、ららぽーと門真3階の「Miraiデンタルクリニックkadoma」(門真市松生町1、古川大輔院長)を訪れた同校の生徒は、診療の見学や消毒方法、実際に使う機器の説明を聞くなど普段は見れない医療現場の仕事を学んだ。

 患者の模型を使った歯石除去や歯の型どりなど、歯科治療の実習体験に挑戦し、「実習を体験してみて歯石を掃除するのが楽しかった」「細かな器具が多く片付けたりするのが大変だと思ったが、スタッフのみなさんが親切で楽しく実習に取り組めた」などと感想を話していた。同院の古川院長は「大人と接したり仕事を体験することで、生徒たちの未来の仕事への意識が高まることを願っています」と話していた。 

 職場体験を通じて、生徒は医療分野における仕事の厳しさややりがいを学び、将来のキャリア選択に向けて貴重な経験を積んだ。また、受け入れ先の事業所にとっても、地域の子どもたちに職業理解を深めてもらう大切な機会となっている。

■Miraiデンタルクリニックkadoma/大阪府門真市松生町1-11 ららぽーと門真 3F/電話06(6902)1300