大阪バスの新路線スタート 新大阪駅─帝国ホテル大阪・ホテルニューオータニ大阪間

テープカットで新路線のスタートを祝う関係者
テープカットで新路線のスタートを祝う関係者

 大阪バス(東大阪市)が新たに運行する路線「新大阪駅線」の出発式が2月25日、大阪市北区の帝国ホテル大阪で開かれた。多くの関係者が見守る中、テープカットを行って新路線のスタートを祝った。

 新路線は、JR新大阪駅と帝国ホテル大阪、ホテルニューオータニ大阪を結ぶ9・7キロの区間。1日8往復、約33分で運行する。JR西日本の簡易型IC端末によるICOCAサービスを導入し、利便性も図る。

 同社は、大阪から各地へ高速路線バス事業を展開。貸し切りバス事業者安全性評価認定制度が始まって以来10年以上にわたり、安全運行を継続し、優良事業者として日本バス協会から表彰を受けている。

 出発式では、同社の西村信義社長が「新路線は“ゴールドライン”と位置付け、大阪市のさらなる発展に寄与たいと考えている。今後も新路線により地域の活性化に尽くしていきたい」と抱負を述べた。

 発着地となる帝国ホテル大阪の幸田雅弘総支配人は「新大阪駅とのつながりは観光業界として利便性が高まる。2025年の大阪・関西万博に向け、大阪東地区の活性化に寄与したい」と話し、ホテルニューオータニ大阪の吉田拓也副総支配人は「コロナ禍で打撃を受けたホテル業界として、新大阪駅との結びつきは念願だった。発着起点として快適な環境づくりにまい進したい」と決意を述べた。