谷町六丁目の「喫茶ウィンク」は昭和感たっぷりの純喫茶だ。名水・芦屋の「宮水」を使ったサイフォン式でコーヒーを入れてくれる。
「宮水」ならではの柔らかさ、サイフォン式ならではのスッキリした味わいにハマっている常連客が足繁く来店する。レトロなインテリアも相まってくつろげる昭和な空間だ。喫茶店などでよく見かけるサイフォンだが、実際のところドリップで淹れたコーヒーとどう違うのか。
サイフォン式コーヒーとは?
フラスコ内の水を沸騰させ、気圧の変化を利用してお湯を移動させながらコーヒーを抽出していく方法。ロートの中でコーヒーの粉とお湯を一定時間浸すため、「味がブレにくい」「抽出過程を楽しめる」などからカフェや喫茶店などで見かけるこだわりの抽出方法だ。
現在は、スターバックスなどのシアトル系コーヒーの躍進で手間のかかるサイフォンは激減しているという。
ちなみに、ドリップ式コーヒーとは?
家庭でもおなじみな一番メジャーな淹れ方。お湯をコーヒー粉に注ぎそのまま抽出する「透過(とうか)法」を使って淹れていく。新しいお湯を注いでいくため飽和状態にならず、コーヒーの成分が止まることなくストレートに溶け出していく、コクのあるしっかりとした味わいが特徴となる。
カレーキャベツのホットドックモーニングは500円、オムライス、ナポリタン、オムソバなどお食事メニューは600円~700円のリーズナブルさ。常連客は「安定したうまいコーヒーと、定番サイドメニューは胃袋を引き付けてやまない」と話している。変わらぬ昭和な価格帯も常連を惹きつける理由の一つ。
谷町六丁目当たりに来たら同店に立ち寄ってみては。
■喫茶ウィンク/大阪市中央区谷町5-3-12/日曜定休